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2020/06/13 13:09

小紋には、江戸小紋と呼ばれる着物があります。その昔、全国から江戸に集まる諸大名が、各藩から着用を定められた裃に染められた柄(定め小紋)だと伝えられています。遠目からは一見無地のように見えますが、近くに寄ってようやく目で捉えられるような精緻な柄で、下記の三つの柄を「小紋三役」といいます。
●「鮫」さめ
●「通し」とおし
●「行儀」ぎょうぎ
今回、ご紹介するこちらの小紋は「行儀」と呼ばれる柄で、斜め45度の角度で整然と並ぶ点の柄です。お辞儀の角度とも例えられ、行儀正しい秩序や礼を尽くす、という意味が含まれており、模様柄が細かいほど良いとされています。紋を入れれば略礼装としても着用できる使い勝手の良い柄です。
大変上質な肌ざわりで、しっとりとした心地良い風合に仕上がっております。